【ダンジョン家事師は断れない!】20話 ネタバレと感想
【20話】ダンジョン家事師は断れない! ネタバレと感想
以下ネタバレ・感想あります
※人物名やニュアンスが間違っている場合もありますのでご了承ください
不器用な優しさ
ジニョンが突然、ヒナの仕事を手伝うと言い出した時、周囲のハンターたちは一様に驚いていました。
「どうして?」「頭でも強くぶつけた?」と戸惑いの声がたくさん。
ヒナは大丈夫だと断ろうとしますが、ジニョンはそのまま部屋に入り、「どれどれ…」と部屋を物色。そしてベッドの方へ向かいました。
ですが、不慣れな手つきが災いして、ベッドメイキングをしようとすればシーツは破れ、枕の形を整えようと手を添えれば枕が破裂し、羽毛が宙に舞うという大惨事。
…気づけばベッド一つが使い物にならなくなっていました。
そしてジニョンもまずいと思ったのか、「すみませんでした」と一言を残し、あっという間に逃げ去りました。
手を差し伸べる理由
その後、昼休み。
天気がいいのでヒナはバルコニーでひと息ついていました。するとそこへ再びジニョンが現れます。
先ほどの失敗を謝罪し、「何かお詫びをさせてください」と申し出る彼に対して、ヒナは自動販売機を指さし「コーヒーをお願いします」と頼みます。
無事コーヒーを購入したまではよかったのですが、その自販機は「カップ式自動販売機」。
ヒナのところまで運ぶだけでボタボタとコーヒーを垂らしてしまいます。
以前、ヒナが初めてジニョンの執務室に訪れた時にも、床に落ちたコーヒーの水滴をたどっていましたね。(笑)
思わぬ形で、過去の出来事が重なるようで、くすっとしてしまいました。
びちょびちょになった彼の手元を見て、ヒナは思わず声をかけます。
「火傷していませんか?」
ジニョンは「痛みに強いので」と返しますが、ヒナは「強くても、痛みは感じるはずです」とやさしく言いながら、ハンカチで彼の手を拭います。
その一言に、ジニョンの耳が赤くなる描写がとても印象的でした。
少々照れながら、みっともないところばかりみせてしまって恥ずかしいと言うのでした。
また、以前ジニョンが持ちかけていた“専属料理人”の話についても、ヒナはお断りする決意を伝えます。
安易に大金が動く話には、やはり不安があったようです。
今まで平凡な生活をしてきたヒナにとって、それは現実感のない提案だったのかもしれません。
それでも諦めきれないジニョンは、「副業という形でどうでしょう」と提案を続けます。
人事チーム長である兄に確認をとったうえで、
「お弁当一つにつき、1000万ウォンでいかがでしょう?」
という、驚きの条件を提示するのでした。
これはつまり日本円だと約110万円…!
やはり食の楽しみが、どれだけ大切かってことですよね…(ΦωΦ)
お弁当1つ110万…味覚大事…

ジニョンの誠実さと、彼なりの不器用な優しさが伝わってくる展開で、心が温かくなるエピソードでした。
彼の中で、ヒナという存在が少しずつ大きくなっているのが伝わってきますね。
【青龍ギルド】
唯一Sランクハンターが在籍するギルドで、ギルドマスターは非戦闘系覚醒者。
世界的にもトップクラスのギルド