2023.12.18

王の獣

すい。

男装の獣人少女×皇子の皇宮ファンタジー！

半人半獣の希少種――亜人。彼らは人間に虐げられ、支配されていた。亜人の少女・藍月は男と偽り第四皇子・天耀の“従獣”として皇宮に参内する。
すべては弟の敵…天耀を暗殺するために。
「この地獄のような世界で…まだ喜びに震えることができる。この男を殺せる…待ち望んだ機会に――！」
しかし藍月が見たのは、天耀の意外な素顔で…！

王の獣

この世界の亜人は人間に虐げられ、生まれながらに人生が決まっているとのこと。
男であれば戦場に、女であれば娼館に…。
まれに特殊能力(アルカナ)持ちの亜人がいるようで、その者は皇宮で王族の従獣として仕えるそう。

主人公である亜人の少女・藍月は、皇宮で王族の従獣として仕えていた弟が惨殺されたと知ります。藍月は弟の死の真相・そして弟が仕えていた第四皇子の天耀を殺すため復讐を決意しますが、従獣として認められるのは男の亜人だけでした。。

そこで藍月は女であることを隠し、血のにじむ鍛錬をして功績を積み、特殊能力(アルカナ)が無いにもかかわらず第四皇子・天耀の従獣になることができました。

藍月は人間を嫌い、天耀を殺すために従獣になったわけですが、亜人なのに優しく接してくる天耀のそばにいるうち少しずつ天耀を信じ心を開き始めます。
そんな天耀も藍月に惹かれていくわけですが、当然藍月は男だと思っているのでそこの葛藤がまた面白いところです。